2005年 06月 05日
首相の靖国神社参拝を考える-A級戦犯分祀を拒否- |
6月5日中日新聞「靖国神社、A級戦犯分祀を拒否」
さらに、『報道-2001-』に東条英機の孫が出演し、「以前のA級戦犯遺族による分祀要請の署名活動に対し、署名することによって先の大戦が侵略戦争であった事を認めてしまう事になるので、署名を拒否した。」といった趣旨の発言をした。さらに、仮に遺族より分祀の要請があっても靖国神社は「分祀はできない。」と前宮司は答えた。
当然、政府が一宗教団体である靖国神社に、分祀を要請することは憲法の『政教分離』により出来ない。よって、一部の政治家が言っている「A級戦犯分祀」は、絶対出来ない。
ここで、考えを変えて以前にも書いたが、中国や韓国が非難しない毎年8月15日に行われる全国戦没者追悼式(A級戦犯も含まれている)の様な、宗教色を消した、靖国神社に代わる国立追悼施設を作れば、解決できるのか?
当然そこjには、A級戦犯も含まれるはずである。「A級戦犯が含まれるからいけない。」と言えば、今まで全国戦没者追悼式に対して何も言って来なかった事と矛盾する。そこには、中国や韓国が「A級戦犯を神として祀る事が問題だ。」とする考えが根底にあるからにほかならない。と私は考える。
自然を恐れ、あらゆる物に神の存在を感じ、その神を鎮めるために神社を建てお祀りする神社神道を、他の宗教が非難することがそもそも文明的ではない。神社神道には、菅原道真の霊を鎮める為の天満宮もある。何を神として祀ろうがそれは一宗教の自由である。
その一宗教法人の靖国神社へ、首相が参拝することに対する事への考察は今後書いてゆきます。
A級戦犯合祀(ごうし)を理由に中国や韓国が小泉純一郎首相の靖国神社参拝に反発している問題に関連し、宗教法人・靖国神社(東京・九段)は、与党の一部から実現を求める声が出ているA級戦犯分祀(ぶんし)について「あり得ない」と表明した。共同通信の質問書に対する回答で、従来の立場を公式見解として示したもので、分祀による打開は当面困難となった。回答は分祀拒否の理由として、日本の戦争責任を裁いた極東国際軍事裁判(東京裁判)に「国際法の視点から根強い異論が残っている」ことや、日本人は戦犯と認識していない点を指摘。全体として、戦争遂行の責任を問われたA級戦犯を擁護する神社の歴史認識を示している。と報じている。しかし6月5日東海テレビ(フジテレビ系列)『報道-2001-』に靖国神社前宮司が出演し、「神社は、一度お祀りした神様をその神社から分祀(神様としてお祀りすることを止めるということ)する事は無い。」といった趣旨の発言をしていた。私がその番組を見た限りでは、新聞が伝えるような「戦争責任を問われたA級戦犯を擁護する」と言った理由ではなく、単純に宗教上の理念によって、分祀出来ないと理解する。
さらに、『報道-2001-』に東条英機の孫が出演し、「以前のA級戦犯遺族による分祀要請の署名活動に対し、署名することによって先の大戦が侵略戦争であった事を認めてしまう事になるので、署名を拒否した。」といった趣旨の発言をした。さらに、仮に遺族より分祀の要請があっても靖国神社は「分祀はできない。」と前宮司は答えた。
当然、政府が一宗教団体である靖国神社に、分祀を要請することは憲法の『政教分離』により出来ない。よって、一部の政治家が言っている「A級戦犯分祀」は、絶対出来ない。
ここで、考えを変えて以前にも書いたが、中国や韓国が非難しない毎年8月15日に行われる全国戦没者追悼式(A級戦犯も含まれている)の様な、宗教色を消した、靖国神社に代わる国立追悼施設を作れば、解決できるのか?
当然そこjには、A級戦犯も含まれるはずである。「A級戦犯が含まれるからいけない。」と言えば、今まで全国戦没者追悼式に対して何も言って来なかった事と矛盾する。そこには、中国や韓国が「A級戦犯を神として祀る事が問題だ。」とする考えが根底にあるからにほかならない。と私は考える。
自然を恐れ、あらゆる物に神の存在を感じ、その神を鎮めるために神社を建てお祀りする神社神道を、他の宗教が非難することがそもそも文明的ではない。神社神道には、菅原道真の霊を鎮める為の天満宮もある。何を神として祀ろうがそれは一宗教の自由である。
その一宗教法人の靖国神社へ、首相が参拝することに対する事への考察は今後書いてゆきます。
by eric_tokugawa
| 2005-06-05 18:51
| 憂国